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協議会について

本法人は、京都市東山区祇園町南側地区の歴史的町並み景観の保全と発展、祇園町独自の伝統文化の維持と継承、ならびに、同地域のより一層の活性化により所謂「祇園情緒」を次世代へと伝えていくことにより、日本の伝統文化の向上に寄与することを目的としています。

会長挨拶

 私たちの祇園町南側地区は、平成8年5月に(新)美観地区に指定され、町並み景観の整備を京都市と連携して推進すべく、同年8月に本「祇園町南側地区協議会」を創設しました。

 その年に指定される「歴史的景観保全修景地区」を地元主体で推進するべく「祇園町南側景観協定」を締結するとともに、地区内の街路の美装化に取り組むことを決意しました。

 街路の美装化事業は、京都市が管理する道路から開始され、平成13年末に、花見小路の石畳化などが完成しました。その後、私道の石畳化や伝統的な町並みが保全・整備できるよう町づくりの制度更新を要請し、年々、見違えるように町並みが整備されてきました。また、私たちの伝統ある祇園の風習を確認し、お互いに尊重すべき町の暮らしの作法として、平成15年度には懸案の「祇園町南側町式目」を定め、町の規範とすることになりました。これと前後して、私たちの町に相応しくない事業種の規制に取り組み、平成14年度には「新規業種の規制についての協定」を定め、11月に京都市の地区計画で、新風俗関係等の業種規制が定められました。

 平成18年の「協議会設立10周年記念事業」として、活動の経過を省み、新たな町の発展に繋げるため地区内居住者や事業者、当地区の町づくりにご協力頂いた方々など多数のご参画を頂きました。

 協議会創設15周年に『諸制度集第3版』を発行でき、懸案の私道の整備が完了しました。

また16年間ご尽力いただいた初代会長杉浦貴久蔵氏が勇退されることになり、平成24年度から私が会長を務めることとなりました。ここまで来られましたのも、皆様のご協力あってのことと感謝申し上げます。

 これからも協議会発展のためご協力よろしくお願い申し上げます。

祇園町南側地区協議会

会長 高安 美三子